佐藤榮征
暖冬の立春ですが、未だ冷えますね。しかし陽ざしは徐々に強まり春は近づいているようです。拙詠短歌、新聞に採用されました。ご笑覧なさって給れ。
我が庭に古き甕あり珠洲焼の 窯元無事か激しき揺れに
《令和六年二月八日(木)毎日新聞・新潟版・黒石孝先生撰》

・珠洲焼は、12世紀後半頃から15世紀末頃に石川県珠洲市付近で生産された、中世の日本を代表する陶器のひとつ。古墳時代から平安時代にかけて焼かれた須恵器の技法を受け継いでいた。
・各地に普及。新潟県沿岸多くの町、村落遺物がみられる。歌の甕(かめ)は胎内市笹口浜の畑の水瓶(S友人所有・食保存用を古くなったので土に埋めて)。
・珠洲の復興=約400年前に忽然と姿を消した珠洲焼を1976年(昭和51年)珠洲市が復興。1989年、石川県指定伝統的工芸品の指定を受ける。
・今回地震で大きな被害を受けたことでしょう。再々復興を念じます。
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