~ふるさと探訪 戦国時代の加地城跡の遺構を辿る~実施しました

 10月21日(土)13時から、七葉コミュニティセンターで雨の中、スタッフを含む25名が参加して開催されました。

「ふるさと探訪」にあたって
 加地城跡には戦国時代の山城の遺構が数多くあるも、永年木の伐採等の整備も行われず、藪に埋もれていました。菅谷コミュニティ実行委員会では、永年にわたり藤戸神社参道・要害山登山道・加地城跡本丸の草刈りを年2回実施され、地元の史跡をしっかり守り継承されています。
 そんな中、5年位前から新発田盛綱会でも、加地城跡本丸からの遠望をよくするためと、曲輪・空堀等の遺構再現に向けて、雑木を伐採し整備を開始して今日に至っております。
雄大な蒲原平野の遠望と、甦った多くの遺構を見学いただき、当時に思いを馳せ、新発田地域の魅力を大いに満喫して下さい。

 ●第一部 講座「中世新発田、佐々木加地氏の歴史を探る」のテーマで長浜光雄さんより、加地城跡と佐々木盛綱と加地氏、史跡、および歴史的背景について講演がありました。

 ●第二部 加地城跡の遺構を見学する予定でしたが、あいにくの雨天で現地に行くことができないため、渡辺光一さんより雨天用に現地で撮影したビデオをもとに、加地城跡の遺構の状態について講演がありました。遺構を保存するために、伸びてくる木を切ったり、藪を刈ったり、並々ならない活動をされているお話をお聞きしました。

 天空の城⁉                                 皆木邦夫

 事業部主催の「戦国時代の加地城跡の遺構を辿る」生憎の天気(雨)で現地学習こそできなかったが、周到に準備された講和を興味深く拝聴することができた。講師を務めていただいた長浜さん、渡辺さんに感謝である。

 当日の内容は、会員からの投稿があるものと期待しているが、ひとつだけ紹介したいと思ったことがある。それは、「あれは『天空の城』でないのか!」ということである。

 じつは、スクリーンには開会前に雨天用の映像資料が投影されていたのであるが、それは「加地城跡」の遺構であった。しばらくはその映像をながめていたのであるが、段々とあるものと同じような感覚に捕らわれている自分がいた、先月末に見学した」「天空の城・竹田城と同じではないか」である。山麓に雲・霞がたなびけばうり二つ、は言い過ぎではない。そんな感覚に捕らわれていた自分がいた。

 以前の加地城跡は、茂った草木に囲まれていたとのこと。山城としての遺構を表したうらには、渡辺さん、長浜さんは地元新発田盛綱会の方々の取り組みがあったという。故郷の宝物を愛する思いが伝わってくる。「ふるさと探訪」の成果でもある。何時か、雲海に浮かぶ「加地城跡」の写真を見たいものである。

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